MMT(現代貨幣理論)の序破急 〈破〉
「MMT(現代貨幣理論)の序破急<序>」は、こちらをご覧ください。
通貨主権(自分で自由に通貨を発行できる)を持つ国は、自国通貨発行額は無制約であり、いくら借金しても財政破綻は起きない=デフォルト(債務不履行)からの自由!
この定義を忠実に実行すれば、お金=貨幣の価値は暴落、ハイパーインフレ(制御不能物価高)になり、社会は破綻、混乱するだけではないか?
このような疑問が出てきます。
これに対するMMT支持者の答えは、
「ハイパーインフレに対しては、増税等で抑制できる!」
となります。
つまり、「税は物価調整の手段である」というMMTの論拠につながっていきます。
また、現実的なMMT支持者は、「さすがにハイパーインフレになるまでは、借金はしないよ」と言います。