「評価されるキャリア(Valued Carrer)」獲得支援
評価されるキャリア(Valued Carrer)獲得には、【点】の支援ではなく、【線】の支援が必要!
私は、ベトナム国立フエ科学大学(http://husc.hueuni.edu.vn/en/)特任教授として「在外キャリアデザイン論(Overseas Career Design Theory)」を担当しています。
【参考資料】近藤秀将,2022,『在外キャリアデザイン論 : ベトナム国立フエ科学大学における『「場」の教育法』の実践』立教大学平和・コミュニティ研究機構、https://rikkyo.repo.nii.ac.jp/records/22441)
同講義で選抜された学生(以下「選抜生」)は、KIS-GE Internship Programとして日本企業で有償インターンシップを受けることができます。
本日は、選抜生であるバオ(Blink Bảo Bảo)君への継続指導のため、彼のインターンシップ先である株式会社スカイフィールドコーポレーション(https://www.sky-field.co.jp )様を訪問しました。
同社取締役である藤間 俊介さんから、バオ君の勤務状況及び同社のベトナム人材活用、ベトナム進出等の展望もうかがいました。
同社の天野智弘社長にも、私のベトナム現地での講義、大学幹部との会合にも参加し、私の「視点」を共有して頂いています。
【視点】外国人材が、日本で評価されるキャリア(Valued Carrer)を構築し、同キャリアを外国人材母国で活かせる「場」も構築する。
これは、外国人技能実習制度の趣旨「(前略)人材育成を通じた開発途上地域等への技能、技術又は知識(以下「技能等」という。)の移転による国際協力を推進することを目的とする。」(外国人の技能実習の適正な実施及び技能実習生の保護に関する法律 1条)と同じことを意味します。
ただ、それを真摯にかつ、企業及び外国人材の発展的利益として実現しているのが、私が担当している「在外キャリアデザイン論」「KIS-GE Internship Program」です。
本日のバオ君の継続指導から得た所感は、彼が日本で確実に評価されるキャリア(Valued Carrer)を構築しているといことです。
これには、受入企業であるスカイフィールド様の真摯な支援があってこそ実現されています。
ありがとうございます!
外国人材を受け入れるには、「視点」が必要です。
この「視点」がないまま、外国人材を受け入れても、良い結果は出ません。
日本の国益を前提とし、日本企業の利益、そして外国人材の評価されるキャリア(Valued Carrer)の構築、これら三つを達成する姿勢が、私の「視点」です。
これは、眼前の人間への支援=【点】の支援ではなく、眼前の人間のキャリアへの支援=【線】の支援が重要であるということです。
【点】の支援も必要ですが、それは、【線】の支援があってこそ意味があります。もし、【線】の支援がなければ、単なる「自己満足」的支援となり、その結果も残りません。
【点】ではなく【線】の支援。
眼前の人間のキャリアを見据えた支援が必要です。
それができるのが、【和】を尊ぶ日本であると考えています。